肋間神経痛

おはようございます、

 

トウイーです。

 

今回は肋間神経痛について、お話します。

 

よく脇腹(時には背中から胸の前面まで)の痛みを「肋間神経痛」という人がいます。しかし「肋間神経痛」は疾患名ではありません。肋骨に沿っている神経を肋間神経と呼びますが、この肋間神経が痛む症状を肋間神経痛といいます。

原因によって痛み方は違い、「急に電気が走るような痛み」や「ジクジクとした持続する痛み」などがあり、痛みの起こる場所は背中から脇腹、胸の前面やおへそ辺り、まれには足の付け根まで痛みを感じることがあります。

心臓・太い血管や肺などの内臓の疾患が原因で起こる胸の痛みとの違いは、痛む場所や範囲がはっきりしており、肋骨に沿って起こる比較的鋭い痛みということです。特徴的なのは、上半身の右側か左側のみに起こり、特殊な場合を除いて左右両側に起こることはありません。

原因はさまざまで解明されていないものもありますが、明らかに原因がある場合を症候性肋間神経痛(「脊柱の疾患」「肋骨の骨折」「帯状疱疹」などが挙げられます)、明らかな原因がない場合を特発性肋間神経痛といい、筋肉の緊張によって肋間神経が圧迫されているのではないかと考えられています。筋肉が緊張する要因としては、「運動不足」「不良姿勢(猫背)」「運動、肉体労働による疲労」などが挙げられます。また、栄養の偏り(ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE不足)がある場合も循環が悪くなり、筋緊張につながってしまうといわれています。

針灸に来院する患者の大部分は特発性であり、次いで帯状疱疹による肋間神経痛です。

治療に対して、

はり治療は、肋間神経が深層から表面に出る部に圧痛がみられ、次の3ヵ所が代表的圧痛点を探して、アプローチします。

①脊柱点:脊柱外方3㎝の処。胸神経後枝が表層に出る部。
②側胸点(外側点):前腋窩線上。前枝の外側皮枝が表層に出る部。
③前胸点(胸骨点):胸骨外方3㎝。前枝の前皮枝が表層に出る部。

肋間神経痛の治療は、反応ある胸椎(第5~9肋間が多い)に対応する肋横突関節および関節周囲の肋間筋に対する施術を行い、よく使う圧痛点は上記の図に載せた脊柱点であり、2と3よりも安全です。

ツボとしては、膈兪と脾兪です、他の治療について、お風呂もひとつ良い選択であり、風呂に入ると、神経をリラックスし、亢進を減少します、予防の効果も期待されています。

 

さわやかでは、ウイルス対策として

ベッドや機械の消毒、

スタッフの手の消毒、

マスクの着用、

院内の換気を徹底しています。

安心してご来院ください。

 

よろしくお願いいたします。