外反母趾

おはようございます。

 

西川です。

 

今回は外反母趾について紹介します。

 

外反母趾とは足の指の変形で親指の付け根の関節が

 

くの字に曲がったものを言います。

 

 

 

原因

 

外反母趾の原因には生まれながらの特徴である

遺伝的な要因と、生活習慣の大きく関わる

非遺伝的な要因があります。

 

遺伝的な要因による場合は

若年者に多くみられ、扁平足や開張足、関節が柔らか

い人や指の長い人がなりやすいと言われています。

 

非遺伝的な要因による場合は

ハイヒールなどの足先の細い靴を履くことで足先に過

剰に力が加わることによって発生することもある。

また、加齢による筋力の低下により足のアーチが

崩れることも原因になります。

 

症状

 

外反母趾では親指の関節が外側に屈曲して関節自体は

内側に突出するため、靴との摩擦が起こりやすくな

り、突出部分に炎症や潰瘍を形成することが

あります。

酷くなると腫れや発赤を生じることもあり、突出部分

を通っている神経が障害されて神経痛が引き起こされ

ることも多々あります。

 

検査・診断

 

外反母趾は、外見から診断されますが、その状態を評

価するためにX線検査(レントゲン検査)が行われます。

X線検査では、母趾の外側への屈曲の程度を評価します。

また、関節の破壊などがないかを調べ、治療方針を

決定していきます。

 

治療

 

外反母趾には保存的な治療と手術による根治治療が

ありますが、多くは保存的治療が選択されます。

 

保存的治療では

痛みに対して消炎鎮痛剤や湿布などが用いられます。

また、外反母趾を矯正するための装具や足のアーチ

構造を守るための足底板などが用いられます。

 

予防としては靴の見直しによって防ぐことができる

病気です。

また、生活習慣の見直しや足に気を配りながら

体操などを行っていただくことも予防につながります