膝蓋下脂肪体炎◎

おはようございます◎

小野です。

 

今日は【膝蓋下脂肪体炎】別名【フォッファ病】についてです。

 

立ち上がる時や膝の曲げ伸ばしの際、膝のお皿の下が痛くなる。

または膝のお皿の下を押すと痛いといった場合、膝蓋下脂肪体炎の可能性があります。

曲げた時よりも伸ばした状態の方が痛みを生じやすいのが特徴です。

膝のお皿の下には、表層に膝蓋腱という膝蓋骨とすねの骨をつなぐ腱があります。

その深層にある脂肪組織を膝蓋下脂肪体と言います。

この部位が炎症を起こすと、膝蓋下脂肪体炎、あるいはHoffa病などと言われます。

変形性膝関節症にともなって同部位に炎症が起こることもありますが、変形がまったく無くても単独で起こります。

レントゲンではわからない痛みの一つで、MRIやエコーで診断が可能です。

膝関節の変形が無いのに膝のお皿の下が痛い場合は疑う必要があります。

原因は肥満やスポーツによる過剰な負荷、打撲によって生じるほか、変形性膝関節症などの膝関節症障害に合併することがあります。

治療としては安静が第一です。

その他、局所注射が行われますが、比較的炎症が強いためか難治の経過をたどることも少なくありません。

一旦軽快してもぶり返すことが多いのです。

そうした場合にはカテーテル治療による微細動脈塞栓術が非常に有効です。

血管撮影ではっきりと病的新生血管(モヤモヤ血管)を確認することが可能ですが、

炎症を長引かせている原因に対して直接アプローチしますので、

大幅に炎症を鎮めることが可能です。

関節変形を伴っていない場合は、より早期に改善することが多いです。

また膝蓋骨の可動域の改善、マッサージや手技によって行います。

ふとももやふくらはぎのストレッチなども行い、膝蓋骨の安定性を高めるテーピングも有効です。

 

 

ウイルス対策として

 ベッドや機械の消毒、

スタッフの手の消毒、

マスクの着用、

院内の換気を更に徹底しています。

 

安心してご来院ください◎

 

 

今日も張り切って頑張りましょう!

小野でした。