上殿皮神経障害

おはようございます、

トウイーです。

 

今回は、腰痛に対して、お話します。

 

上殿皮神経とは、上殿皮神経は背骨からお尻の皮膚へ向かって走る数ミリの細い神経で、その神経が筋肉の膜などに圧迫されたり、傷ついたりすることで腰からお尻にかけて痛みが生じるものです。

腰を捻ったり、起き上がったり、歩いたりすると痛みが強くなることが多いです、全腰痛の14%を占めるとの報告もあり、一般的な腰痛ですが、診断、治療している病院が少ないのが欠点です。

ちなみに、梨状筋症候群からの坐骨神経痛は全腰痛の3%ぐらいしか占めません、以外に少ないですね。

 

痛みの発生について、

上殿皮神経が貫通している胸腰筋膜の柔軟性が無くなると筋膜自体が硬くなり上殿皮神経を締め付けます。その状態で上半身を斜め前に倒すと上殿皮神経が引っ張られて痛みを感じます。また締め付けられた状態で仰向け寝をすると患者さんの体重が骨盤にかかり、骨盤が上殿皮神経を押しつぶすような構図となり、激痛を起こします。

筋膜はコラーゲン繊維で出来ているので温めることによって柔軟にはなりますが、痛みの軽減に役立っても、冷めればまた元の硬さにもどってしまいますので、完治させるには手術によって胸腰筋膜の一部を切開するのが一番です。1時間ぐらいで済む簡単な手術です。保存療法では神経ブロック注射を行いますが、7割の方に有効と言われていても、根本の原因が解決していないので再発もあります。

 

症状としては、デスクワークなど長時間座っていると痛みが出る、仰向けで寝ていると痛みが出る、歩いている時に痛みが出るなどがあります、そして、上殿皮神経障害もよく他の腰痛疾患と合併します、脊柱管狭窄症やヘルニア、腰椎圧迫骨折や腰椎手術後など。

 

処置やリハビリについて、上殿皮神経障害を軽減するために、胸腰筋膜の柔軟性、大殿筋と皮下組織の滑走性を改善することが大事です、具体的な方法は広背筋、大殿筋のストレッチであり、ストレッチはわからなくても、自転車走行とスクワットも大殿筋と皮下組織の滑走性を改善することができます。

 

さわやかでは、ウイルス対策として

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院内の換気を徹底しています。

安心してご来院ください。

 

よろしくお願いいたします。