ばね指

おはようございます!

梅垣です!

今回は、ばね指について紹介します。

 

原因は、指の曲げ伸ばし運動は、前腕と指を

つなぐ筋肉のはたらきによって達成されています。

指と前腕をつなぐ筋肉は腱となって骨に

つながることになりますが、指先の運動に

伴って腱が安定性を保てるように

靱帯性腱鞘じんたいせいけんしょうと

呼ばれる組織で補強されています。

指を伸ばそうと強い力を加えると「カクン」と

跳ねるようになります。

このように発症するのがばね指です。

症状は、指の付け根における痛みや腫れ、

熱感を呈することになります。初期には

ばね指の症状は朝方が強く、日常動作を重ねる

ことで徐々に症状が緩和されていきます。

靱帯性腱鞘の中には滑膜性腱鞘か

つまくせいけんしょうがあり、滑液いわば潤滑油が

腱鞘内を流れています。夜間指を動かしていない

と、この潤滑油が流れず朝方動き始めが

痛いのですが、徐々に動かすにつれ

改善するというわけです。

診断は、ばね指では、MP関節の手のひら側を

圧迫することで痛みが誘発されることになります。

治療は、ばね指では炎症を和らげるために

安静にすることは重要であり、可能な限り誘因と

なっている指先の動作を控えることとなります。

装具での固定などは基本的に行いません。

むしろ関節が固まらないように暖めながら

伸展ストレッチなどを行うことが促されます。