インピンジメント症候群◎
おはようございます◎
あっという間に8月も最終週ですね…タイムリープしてるんでしょうか…?
小野です。
さて今日はインピンジメント症候群についてです。
あまり聞き慣れないかもしれませんが
案外多い疾患の一つです。
例えば特に多いのが肩のインピンジメント症候群なので
今回はそちらを紹介します。
まず、“インピンジメント“とは「衝突・挟まる」という意味です。
肩関節を安定させるためには筋肉や靭帯、腱などがありますが
一般的にインナーマッスルや腱板と言われている筋肉が肩関節を包み込むように存在しています。
また、肩関節には肩峰下滑液包という袋が骨と筋肉の間に存在することで、腱板が動きやすいようにクッションのように衝撃を吸収して腱板を保護しています。
インピンジメント症候群とは、
肩をあげたり動かすときに腱板や滑液包などが肩関節で「衝突したり挟まる」ことで痛みを起こして、
それ以上に動かすことができなくなる症状の総称です。
原因としては、
生まれつき骨が変形している場合や骨に骨棘というトゲができている場合に起こることがあります。
その他に加齢による腱板の変性や血行不全、
日々の姿勢や動作の積み重ねで少しずつ症状が起こる場合があります。
例えば、
猫背のような同一姿勢や腕を頻繁にあげることによって筋肉や靭帯などに損傷が起きたりします。
また、
転倒・転落などの事故やスポーツによる外傷で体に耐えきれない負荷が瞬間的に生じて、
筋肉や靭帯などに損傷が起こる場合もあります。
スポーツでも体に負担のかかる動きを繰り返すと起きたりもします。
保存的治療としては痛みが強い場合には痛みを感じる動作を避け三角巾などで安静にすることです。
その他に痛みの軽減には消炎鎮痛剤などの薬物療法や超音波、局所注射療法が行われます。
さらに痛みの軽減に伴い、
肩関節や肩甲帯だけでなく体幹・下肢の動きを整えることで機能改善を得られることがあります。
これらの治療を行っても症状や機能が改善されない場合には手術が行われる場合もあります。
僕の友達は大腿方形筋という
お尻と太ももの境目にある筋肉がインピンジメントを起こしたことがあったり
肩だけに限らず他の関節周辺で起こることもあるので
もしかして、と思ったら気軽にご相談ください。
さわやかでは、ウイルス対策として
ベッドや機械の消毒、スタッフの手の消毒、マスクの着用、
院内の換気を徹底しています。
安心してご来院ください◎
小野でした。