胸郭出口症候群
おはようございます。
西川です。
今回は胸郭出口症候群について紹介します。
胸郭出口症候群とは首から肩にかけての部分にある
神経や血管が締め付けられることによって、主に首、
肩、腕、肩甲骨の周辺に症状を生じる病気を指します
症状としては腕を上に挙げる動作をする、悪い姿勢で
作業する、過度な腕や肩のトレーニングをするなどの
動作を行う際、上肢にしびれを感じたり、肩や腕、
肩甲骨のあたりに痛みを感じたりするのが特徴です。
しびれは日常で起こり得る症状ですが、胸郭出口症候
群の場合は一時的ではなく何度も生じることがあり
ます。
肘から先の小指側に沿って刺す、うずくような痛みや
しびれなどを感じるほか、握力低下や細かい作業がし
にくくなるといった運動麻痺の症状が現れることが
あります。
原因としては一般的に首から肩にかけて負担がかかる
人に起こりやすいと言われており、なりやすい人の
特徴がこちらになります。
- なで肩の人(特に女性)
- 肩こりをしやすい人
- 日常的に同じ姿勢を続けている人
- 過度な肩や腕の筋肉トレーニングを行う人
- 手を高く上げるスポーツを行う人
- 長時間肩をあげたり重いものを持ったりする作業をする人
治療としては症状が比較的軽い場合は、首、肩、肩甲
骨周りの筋肉をほぐす、姿勢を正したり腕や肩に負担
をかける動作を避けたりするほか、リハビリテーショ
ンを行うなどが検討されます。しかし、症状が強い場
合には手術が行われることもあります。
日常生活において以下のことには気をつけましょう。
- 洗濯物を干すなど、手を上に挙げた状態での作業を避ける
- 重いものを持ち上げるような運動や作業を避ける
- リュックサックなどで重いものを担がない
似たような症状が出た場合はお気軽に相談して
くださいね!